古い時代のエジプトのおまもりは、たいていは、獣類その他いろいろな形をした緑色片磨岩の小片でできていて、死者の胸のうえに置いてありました。
それらは史前時代のエジプト各地方の墓所や、すこし後の王朝期以前の古い墓所において、おびただしく発見されました。
M・J・ド・モルガンの説によると、それらのおまもりは明らかに儀式用のものであり・・・
それを用いる風習は新石器時代に入る以前までに、すでにひじょうに弘く流布するようになっていたと言います。
石や金属製の甲虫は、王朝時代以前の緑色片磨岩を材質にしたおまもりの名残り。
後世になるにしたがい、宝石・黄金その他の金属・花闘岩・鉱石.磁器・木材・パピルス・皮革・粘土板などが用いられるようになりました。
・・・以上はサー・ウォーリス・ブッジの『エジプトの魔法』からの、ごくかいつまんだ要約です。
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