地域市場はそれを構成する人の特性によって主に性格づけられるものです。
旧東京市街から漸次拡大、発展してきた経緯をさかのぼれば、人の都市への流入によって村がつくられ町になり、やがて都市に至る過程の中で、それぞれに特性を有していることも現実です。
新しく入ってきた人が、どこに居を構えるかは、やはりその人々にとっての住宅が購入しやすいところというのが一般です。
新しい町や市が、比較的よく似た人々の集合をみせるというのもうなずけるでしょう。
郊外の新興住宅街や団地に、同世代タイプの人々が集まるということです。
・・・こうした意味において、かつて東京の山の手と下町といわれたことの相違も語られるところです。
江戸時代の武士階級と庶民の地割りからして、それぞれの地域の特性を示しているということができます。
やがて江戸が東京になり、次第にその都市範囲を大きくするに伴って、新山の手や新下町(いわゆる現在の千代田区、中央区、台東区以外への拡大)の登場をみるのです。
これらひとつひとつに集まる人が特性をつくり、それに関連する商業施設やビジネス施設が新しい特徴をつくり出していくことによって、地域特性の根が生まれてくると考えることができます。
・・・かつて、山の手と下町での生活様式やものの考え方の違いがいわれたように、先の背景から、首都圏市場といえども、それを地域分化してみると、いわゆる地域差が色濃く認められるのです。
とくにこれを、マーケティングにおける地域差として、市場構造、要需構造、流通構造、競争構造、情報構造についてみても、その相違を認めることができます。
経理 転職を考えている人は、こうしたマーケティングや地域の特徴などについて学んでおくことも必要かと思います。